A.V.C 64(Series181)

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WE ARE THE WORLD(USA for AFRICA)~35年後の今  

今日、テレビを見ていたら「WE ARE THE WORLD」が流れていました。
「WE ARE THE WORLD」は、1985年前後に深刻化していたアフリカ飢餓救済のためのチャリティソングで、アメリカのトップアーティストが無償で集結し、「USA for AFRICA」としてリリースした曲です。
リリースは1985年3月28日、作詞・作曲はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチー、プロデューサーはクインシー・ジョーンズでした。
(B面はクインシー・ジョーンズの「GRACE」という曲が収録されています。)

コロナ禍に世界が揺れている35年後の今、あらためて聴いてみたくなりレコードを引っ張り出して来ました。
自分が持っているのは12インチのスペシャル・ロング・バージョンです。(拡大可)
WE ARE THE WORLD-SPECIAL LONG VERSION-1

参加アーティストは以下のとおりでした。
〇アル・ジャロウ 〇ウィリー・ネルソン 〇ウェイロン・ジェニングス 〇キム・カーンズ 〇クインシー・ジョーンズ(プロデューサー及び指揮) 〇ケニー・ロギンス 〇ケニー・ロジャース 〇ジェフリー・オズボーン 〇ジェームス・イングラム 〇ジャッキー・ジャクソン 〇シンディ・ローパー 〇シーラ・E 〇スティーヴィー・ワンダー 〇スティーブ・ペリー 〇スモーキー・ロビンソン 〇ダイアナ・ロス 〇ダリル・ホール&ジョン・オーツ 〇ダン・エイクロイド 〇ディオンヌ・ワーウィック 〇ティト・ジャクソン 〇ティナ・ターナー 〇ハリー・ベラフォンテ 〇ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース 〇ビリー・ジョエル 〇ブルース・スプリングスティーン 〇ベット・ミドラー 〇ポインター・シスターズ 〇ボブ・ゲルドフ 〇ボブ・ディラン 〇ポール・サイモン 〇マイケル・ジャクソン 〇マーロン・ジャクソン 〇ライオネル・リッチー 〇ラトーヤ・ジャクソン 〇ランディ・ジャクソン 〇リンジー・バッキンガム 〇レイ・チャールズ

ライナーノーツです。(拡大可)
WE ARE THE WORLD-SPECIAL LONG VERSION-2

「We Are the World」 (Official Video)はこちら(YouTube)

ライナーノーツの一部を読み取りましたので興味がある方はご覧ください。
 さて、次に事の起こりを御説明いたします。すべては、今回スポークスマンをつとめているハリー・ペラフォンテ氏の行動から始まりました。氏は当時を振り返ってこう述べています。-「私は、昨年アフリカの現状を伝える映画を見て、人きなショックを受けました。そこに映し出された状態は、
実に悲惨なものでした。その日以来、私は眠れない夜が続き、仕事にも身が入らず、ずっと一つのことばかり考えていました。つまり、"何かアフリカの人々のために役立つ方法はないだろうか″と。そんな時に、イギリスの『バンドエイド』を知ったのです。そこで、真剣に思ったのです。"彼らは人間としての同志愛の精神でこれをやっている。なぜここ(アメリカ)ではそれができないんだ?″」
 まず、氏はクリスマス休暇中のケン・クレイガン氏を訪ねました。ライオネル・リッチー氏と、ケニー・ロジャース氏のマネージャーであるクレイガン氏は、その場でライオネル・リッチー氏に連絡を取りました。リッチー氏も又、アフリカ飢餓救済のために行動を起こそうとしていた人の一人です。
リッチー氏は、レコーディング・プロデューサーのクインシー・ジョーンズ氏に電話で参加を呼びかけ、ジョーンズ氏はマイケル・ジャクソン氏に、アイデアとしてリッチー氏と共作で曲をつくらないかと提案しました。答は述べるまでもありません。こうしてハリー・ベラフォンテ、ライオネル・リッチー、マイケル・ジャクソン、3氏のアーティストの核が生まれ、3氏の依頼でケン・クレイガン氏は、イベント・プロデューサーとしての任務を引き受けて、他のアーティストヘの呼びかけに着手したのです。この問、わずか数日のことでした。
 年の明けた1月22日、ベーシックな演奏の録音が、ケニー・ロジャース氏の所有するライオンシェア・スタジオで行われました。参加アーティストは、マイケル・ボディッカー(キーボード)、グレッグ・フィリングインズ(キーボード)、ルイス・ジョンソン(ベース)、ジョン・ロビンソン(ドラムス)、スティーヴ・ポーカロ(キーボード)、デビッド・ペイチ(キーボード)の6氏でした。
 そして、歴史的なボーカル・セッションの録音が行われる1月28日が来ました。それまでの呼びかけに応えて、ロサンゼルスのA&Mスタジオに一堂に会したスーパー・スターの人たち45人。何人かのアーティストは『アメリカン・ミュージック・アウォード』のTV中継終了後に駆けつけ、イギリスからは、あの『バンドエイド』の発起人であるボブ・ゲルドフ氏が飛行機で参加してくれました。
 夜10時、クインシー・ジョーンズ氏の意見で、45人のアーティストが全員でユニゾンと、ハーモニーのパートを録音しました。コーラスの間のソロ・ボーカルの録音は、約20人のアーティストによって午前4時に始まり、1月29日、午前8時、ようやくすべてのレコーディングが終了、ここに『WE ARE THE WORLD/USA for AFRICA』が完成したのです。参加アーティストであり、発起人の一人であるライオネル・リッチー氏は、この直後にこうコメントしています。-「この夜の最もシリアスなテーマは、歌詞の中に見られる"そこでは人々が死んでいっている…″ということです。それに対して、昨日からここに集まった全員のアーティストが確かに何かをやったのです。』
 では、何かとは何でしょう? 色々な価値観から、おのずと答は違ってくるとは思います。しかし、私たち『USA for AFRICA』はこう考えます。
重要なのは゛答を考える″ことでなく、゛行動する″ことにあるのではないだろうか、と。その意味で、今、手にされているレコードは、まぎれもなくその行動の集積です。そして、その価値を認め、購入いただいたあなたこそが、今回のチャリティの最大の『行動者』であります。アフリカを救うために結成されたグループ、United Support of Artists for AFRICAの歌う『WE ARE THE WORLD』、これは一つのメッセージです。皆様の一人一人が、この言葉の持つ意味と重さを充分に感じて下さることを祈ってやみません。

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最後に歌詞を載せておきます。
There comes a time when we heed a certain call
When the world must come together as one
There are people dying
And its time to lend a hand to life
The greatest gift of all

We can't go on pretending day by day
That someone, somewhere will soon make a change
We are all a part of Gods great big family
And the truth, you know,
Love is all we need

(CHORUS)
We are the world, we are the children
We are the ones who make a brighter day
So lets start giving
There's a choice we're making
We're saving our own lives
Its true we'll make a better day
Just you and me

Send them your heart so they'll know that someone cares
And their lives will be stronger and free
As God has shown us by turning stones to bread
So we all must lend a helping hand

(REPEAT CHORUS)

When you're down and out, there seems no hope at all
But if you just believe there's no way we can fall well well well well
Let us realize, oohh that a change can only come
When we stand together as one

(REPEAT CHORUS)

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Posted on 2020/05/16 Sat. 19:26 [edit]

category: Audio & Visual

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