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コキ73(物流2024年問題)~海上コンテナ 政府実証実験へ 
昨日(7月16日)の読売新聞朝刊一面トップに「海上コンテナ 鉄道輸送 政府実証へ 低床貨車に搭載」という記事が掲載されていました。
輸送力の低下が懸念される「物流2024年問題」対応のため、政府は今年度内にJR貨物と海上コンテナ輸送を全国に拡大するにあたっての実証実験を始め、運用面を含めた課題を検証するとのことです。
写真は、海上コンテナ用としてJR貨物が2016年度に製作したコキ73-2です。
今年5月に東京貨物ターミナル駅で撮影しました。
低床と小径車輪の台車(FT17)が特徴ですね。
政府はまずコキ73を使用して首都圏と日本海側の都市を結ぶ路線で、国内規格の鉄道コンテナよりも30cmほど背の高い海上コンテナを積んでも各地のトンネルを安全に通過できるか、積み荷に傷がつかないかなどの実証実験を行うとのことです。
また、海上コンテナを積み荷の積み替えなしに鉄道で海陸一貫輸送する需要調査も実施するとのことです。
海外では港湾に貨物鉄道の引き込み線を敷き、船からクレーンで降ろした海上コンテナを直接、鉄道に載せ替えるのが一般的なのに対し、国内では引き込み線の整備が進んでいないため、この対応も喫緊の課題と考えられます。
なお、コキ73は4両が製造されたものの、試運転結果が思わしくなかったため増備が停滞しているとネット情報にありましたが、具体的な不具合の内容は何だったのでしょうね。
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