京王観光（不正利用）～JRから2億円詐取の疑い

マスコミ各社の昨日（1月9日）の報道によると、京王電鉄の子会社である京王観光の大阪支店と大阪西支店（現在は統合）が団体旅行を実施する際、ツアー参加人数分のJR乗車券を必要な人数分購入せず、差額分の乗車料金（週刊文春の調査では約2億円）を利益に計上していたとのことです。

不正は昨年6月頃、社内定期検査で発覚し、8月にJR西日本に報告され、その後JR各社に伝えられましたが、観光庁に報告されたのは今月8日だったとのことです。

写真は京王電鉄9000系です。

京王観光は、組織的な不正だったことを認めており、JR各社は損害賠償を請求する方針とのことですが、京王電鉄は、｢同じ鉄道業界に身を置く同業であると同時に、重要なお取引先様でもあるJR様への背信行為ですので、極めて重大な不正と考えております。JR様や監督官庁の判断結果が下されるのを待って（公表を）検討する。｣とのことです。

旅行業界に詳しい訳ではありませんが、あまり聞いたことのない事例のような気がします。

これはJR各社もそうですが顧客を騙していたことにもなるのではないでしょうか。

文春オンラインの記事はこちら

朝日新聞デジタルの記事はこちら

共同通信の記事はこちら

キセルという言葉を使用している記事もありますが、意味が異なると思われますので本文では使用しませんでした。

ちなみに、キセルとサツマノカミは厳密には別の意味とのことです。

　
　
　
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