7260形（北総鉄道）～運賃値下げ問題、やっと一歩前進

昨日（11月19日）、京成電鉄と北総鉄道は、成田スカイアクセス（成田空港）線と北総線の運賃を値下げするとのリリースを行いました。

今回の運賃改定の理由は、移動の促進により沿線全体の活性化を目指すため（京成）と、北総鉄道の累積損失解消を機に利便性向上や事業基盤の維持･向上を目指すためとのことです。

運賃改定の対象区間は、通学定期券が京成高砂～成田空港間、普通運賃･通勤定期券が京成高砂～印旛日本医大間とのことです。

そして、通学定期の値下げ率が64.7％なのに対し、普通運賃は11.6％、通勤定期券は13.8％となっています。

写真は、今はなき北総鉄道7260形です。（2015年2月撮影）

値下げ実例は以下のとおりです。

・通学定期券

　京成高砂～印西牧の原：1ヶ月14,990円⇒4,990円、6ヶ月80,950円⇒26,950円

・普通運賃

　初乗：210円⇒190円、新鎌ヶ谷～千葉NT中央：580円⇒475円（ICカード時）

・通勤定期

　京成高砂～新鎌ヶ谷：1ヶ月24,880円⇒20,160円、6ヶ月134,360円⇒108,870円

通学定期が大幅値下げとなるのは良いですが、これはおそらく利用者がそれほど多くないのでしょうね。

住民訴訟まで起きた北総鉄道運賃値下げ問題、やっと一歩前進したというところでしょうか。

なお、運賃改定予定日は2022年10月1日とのことですがもう少し早くできないのでしょうか。

システム改修が必要なことはわかりますが、10ヶ月以上も先というのは時間がかかり過ぎのような気がします。

・京成電鉄のリリースペーパーはこちら

・北総鉄道のリリースペーパーはこちら

・住民訴訟関係の記事（東洋経済）はこちら

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