A.V.C 64(Series181)

Audio.Visual.Camera...

指定券(さだまさし)~東京発「さくら」の構内アナウンス入り  

今回は、さだまさしさんのソロデビューシングルをご紹介させていただきます。
1975年11月、シングル「無縁坂」のリリースを最後に「グレープ」を解散したさださんは、翌1976年11月に「線香花火/指定券」でソロデビューしました。
「線香花火」がSide1(A面)で、「指定券」はSide2(B面)なのですが、当ブログではイントロに「16時30分発さくら号、長崎・佐世保行き、間もなく発車をいたします…」という構内アナウンスが入っている「指定券」をご紹介させていただくことにしました。

ジャケットは地味ですね、煙草を燻らせている姿も時代を感じます。
さだまさし「指定券/線香花火」-1 さだまさし「指定券/線香花火」-2

「指定券」の歌詞は難しくて当時の自分には理解できませんでした。
今はわかるのかといえばやはり難しい歌詞ですね。
ネットで検索すると歌詞の解説をされている方も複数いらっしゃるのですが、解釈はそれぞれ微妙に異なっており、最後はご本人に聞くしかなさそうです。
なお、さださんは1~2ヶ月に1回、NHKで土曜深夜に「今夜も生でさだまさし」という生放送をされています。
次回は2月26日(土)23:35~、自分の田舎、群馬県の前橋放送局からオンエアされるとのことです。

「指定券」(YouTube)はこちら

バナーFC2.pngバナーR.jpgにほんブログ村 鉄道ブログ JR東日本へバナー鉄道コム.png

国鉄 JR東日本 寝台特急 さくら 長崎 佐世保 東京駅 ブルートレイン 撮り鉄 鉄道

関連記事

Posted on 2022/02/21 Mon. 06:32 [edit]

category: Audio & Visual

コメント

うわぁ、懐かしい。
さだまさしは、グレープから「夢供養」までが一番好きな時期でした。
この曲も、アルバム「帰去来」で何度聞いたか分かりません。
歌詞に出てくるこの二人には、どうしても別れなければならない何かの理由があったのでしょう。
最後に、バラバラにちぎって投げた切符が花吹雪になるという歌詞の演出、
その情景が、聞くたびに映画のラストシーンのように目に浮かんだものです。

URL | がたぱしゃ(gatapasya) #BaRPan0g
2022/02/21 09:35 | edit

こんばんは。
残念ながらこの曲は存じ上げません。さださんはコミックソングor叙情歌のいずれかですね。あまやどりのような曲or精霊流しのような曲です。関白宣言が、「女性差別」と批判されたこともありました。精霊流しは長崎出身のさださんでないと書けない曲だと思います。小田和正さんとは旧知の仲のようです。

URL | 四季彩 #-
2022/02/21 16:48 | edit

がたぱしゃさん

おはようございます。
自分も「夢供養」までが好きでした。
次の「印象派」まではLPを持っていますが…
この曲の最後はやはり切符を破っているのですね。
ネット上では新婚旅行に行く夫婦へのお祝いの紙吹雪と
書いている人もいてよくわからなくなりました。
結局、2人とも列車には乗らなかったのですね。

URL | SL10(Series181) #FHdD7f6w
2022/02/22 08:50 | edit

四季彩さん

おはようございます。
さださんの曲はコミカルなものもありますが、
単なるコミックソングとは異なっていると思います。
Side1の「線香花火」の方がお好みかもしれませんね。
おっしゃるように小田さんとはこの当時からの旧知の仲で、
確か2007年の「クリスマスの約束」では「たとえば」を共作しています。
自分は音源をCD化して時々聴いています。

URL | SL10(Series181) #FHdD7f6w
2022/02/22 09:00 | edit

この二人は、彼の故郷に一緒に帰ろうとして東京駅まで来ていますが、
何か問題がありその決心が付きません。
駅のエスカレーターを昇ったり下ったりしながら悩みます。
やっと出た答えは、別れること。
彼女は、「もうこれまでね」と言って改札口を出て行きます。
後ろ姿を見送る彼に、彼女が一度だけ振り向いて手を振ってくれました。
その時彼は、行くことが無くなったふるさと行きの指定券をちぎって高く投げました。
それは、まるで彼女の新たな人生の出発の成功を願う紙吹雪のようでした。

というのが、私の歌詞の解釈です。

URL | がたぱしゃ(gatapasya) #BaRPan0g
2022/02/22 12:48 | edit

がたぱしゃさん

おはようございます。
お返事が遅くなり申し訳ございません。
おっしゃるような解釈が正しいのでしょうね。
紙吹雪を別のカップルに対するものと
解釈されている方もいらっしゃいましたが…

それにしても当時の歌詞は自由でおおらかですね。
今なら「散らかす奴」とかいって動画を拡散されるのでしょう。
さださんの曲では「檸檬」は電車に向かってレモンを投げてますよね。
当たってはいなさそうですが…

URL | SL10(Series181) #FHdD7f6w
2022/02/24 08:45 | edit

そもそも「檸檬」のレモン、「盗んだ」やつですよね。(笑)
ここはこのままですが、シングルバージョンは少しだけ歌詞が代わってます。

URL | がたぱしゃ(gatapasya) #BaRPan0g
2022/02/25 12:12 | edit

がたぱしゃさん

こんにちは。
確かに「盗んだ」という歌詞ですね。
何処で盗んだのでしょう。
歌詞の違いは聞いたことがありますが忘れてました。
シングル盤も持っているので確認してみます。

URL | SL10(Series181) #FHdD7f6w
2022/02/26 12:13 | edit

え? 彼は田舎に帰ったんじゃないですか?

紙吹雪にしたのは一緒に連れて帰りたかったけど結局連れて帰られなかった彼女の分の指定券じゃないでしょうか?

URL | 2 #-
2022/08/08 18:43 | edit

はじめまして。
突然の書き込みで失礼いたします。

私もさだまさしさんのうたが大好きで、
10代の多感な時期に「帰去来」~「夢の轍」くらいまでLPで聴き込んでいました。
「指定券」もお気に入りの曲です。解釈が難しいですよね。

「これは故郷に帰ることになった彼が、東京駅で彼女と別れる歌」
とずっと思っていたのですが...
私も年を重ね、あるきっかけがあって
「もしかして故郷に帰るのは女性の方??」と考えるように...

そんなこんなでちょっとストーリーを考えてみました。
とても長くなりますが、ご一読いただけましたら幸いです。

1.「甲子園」
 進学で互いに地方から上京し出会った二人。
 同棲しながら学生生活を送っています。

 ある夏の日。
 二人は喫茶店で涼みながらテレビの高校野球を観ています。
 実は彼女、来春の卒業後はふるさとへ帰らなければなりません。(親との約束とか?)
 自分の故郷に一緒に来ててほしい彼は、
 帰郷用の指定券を二人分買っていましたが、なかなか彼女に言い出せません。
 彼女は内心「自分と一緒に来てほしい」と彼に言ってほしいのですが、
 なかなか言いだしてくれない彼に少しもやもやしています。
 ふるさとに帰らなけらばならない彼女は、
 準決勝で負けようとしているチームに二人の状況を重ね合わせ、
 思い余って泣いてしまいます。

2.「指定券」
 卒業式を終え、彼女がふるさとへ帰る日がやってきました。
 東京駅で見送りをする彼は、
 まだ言い出せずに二人分の指定券を握りしめています。
 彼の故郷行きの指定券を...

 長いエスカレーターを登って降りて、
 悩み続けた彼はやっとの思いで答えを出します。
 「彼女は自分のふるさとに帰るのが一番なんだ」
 彼は持っていた彼女分の指定券をちぎって破り、握りしめます。

 せめてもの彼女へのはなむけに、
 彼はホームへ向かう彼女の背中に向けて一度だけ手を振ります。
 彼女の後ろ姿をつつむ紙吹雪...
 それは握りしめていた彼女分の季節はずれの指定券...

3.「驛舎」
 夜行列車でふるさとへ帰ってきた彼女。
 東京駅での彼との別れに、夕べ一晩泣き続けていました。
 ふるさとの驛舎に到着した列車から降りると、
 そこで待っていたのは
 彼女が上京するまでお付き合いしていた人でした。
 彼女の上京後は自然消滅となっていた二人。
 彼女は帰ることだけは手紙で伝えていましたが
 迎えに来ているとは思わずちょっと驚きます。

 東京で彼女に何があったのか彼は知りませんが、
 泣きはらした彼女の目を見ればだいたいわかります。
 彼はなにも言わず彼女の手荷物をとります。
 複雑な思いでいっぱいの彼女の目から涙があふれます。
 「昨日東京駅で別れた彼を忘れることはできない...」
 「でも故郷へは帰らなければならない...」 
 
 東京駅で別れた彼への思いを抱えたままの彼女ですが、
 だまって迎えてくれたかつてのパートナーへの感謝で
 心があふれます...


と、こんなストーリーです。
ちょっと強引なところもありますが(笑)今のところの私なりの解釈です。
ファイナルアンサーかもしれません。
これで改めて「驛舎」を聴きなおすと、
彼女のとても複雑な思いがあまりにつらくて...(泣)

ただ歌詞に矛盾も出てしまうのが悩みなんです。
 ⇒ 彼女が「北口改札を...出て行った」
 ⇒ 彼女が「東京から出て行った」と解釈することにしました...(汗)


 最後に、
 東京駅で別れた二人の同棲生活をうたった曲。
 そして、
 東京駅で別れた彼が、彼女と一緒に来た思い出の浜辺で思いにふける一曲。

4.「歳時記 ダイアリー」
 互いに進学で地方から上京して出会った二人。
 同棲生活がはじまります。
 彼女は卒業後ふるさとへ帰らなければならず、
 やがて二人に別れがやってくることはわかっています。
 そこで彼女は、何か残したいとダイアリーを始めます。
 
 そして卒業後。
 ふるさとへ帰った彼女から
 「ふるさとで小さな子供の先生になった」と彼に写真が届きます。
 「お嫁にゆく」と添えられた手紙...
 彼女は東京駅で別れた彼への思いを抱きながらも、
 だまって驛舎で迎えてくれた人との新しい人生をスタートさせます。

5.「夕凪」
 東京駅で彼女を見送った彼。
 ひさしぶりに、去年の夏二人で遊びにきた思い出の浜辺へやってきました。

 懐かしい思い出にふける彼...
  彼女は来春の卒業後、ふるさとへ帰らなければなりません。
  一方彼は、自分の故郷へ一緒に来てほしいのですが言い出せず悩んでいます。
  水際で彼女は、「消えていく足跡が悲しい」と、
  いずれ2人に訪れる別れを思い悩み、
  小さな貝殻を耳にあてて来年もここに一緒に来たいと願います。
  しかし、二人には来年の夏はもうやってきません...
  「僕に見えないものが見えたね」
  彼は、彼女の「別れてふるさとへ戻る」決心を感じ取ります...

 そんな彼女の様子をなつかしい浜辺で思いだしていた彼ですが、
 海から丘へ吹く浜風に、その思い出が揺らいで消えていきます。


長文たいへん失礼いたしました。

URL | keitarou #-
2022/10/24 02:58 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→https://series181.blog.fc2.com/tb.php/4058-df2555e4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

カレンダー

検索フォーム

更新通知登録ボタン

最新記事

最新コメント

PVランキング

カテゴリ

アーカイブ

ブロとも一覧

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top